偶キャリ。―「偶然」からキャリアをつくった10人
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‘キャリアの呪縛’から逃れたい方にぴったりの一冊 |
「Planned Happenstance理論」というスタンフォード大学のクランボルツ教授らによって提唱された新しいキャリア論をベースに、「偶然」からキャリアをつくった10人の実例が紹介されています。
理論の概略は、職業生活(あるいは人生も)は、実は「たまたま」や「偶然」の出来事や出会いなどによって決まっていくことが多い、Aしかし、その「たまたま」や「偶然」は、本人がそれとは意識しないで行っていたことによって生じている、というものです。
登場する10人は、iモードの生みの親の松永真理さんを除くと、必ずしも一般的には有名な人達ではなく、かつ年代も幅がありますが、いずれも引き込まれるエピソードの持ち主でした。
「Planned Happenstance」からキャリアをつくるためには、何よりも「目覚めて」いなければならないこと、すなわち、アンテナを高く張り、直感を磨くことの必要性を著者は強調しています。
そのアンテナや直感をでとらえたものを信じて行動する、それが「偶然」の種を蒔く行動となり、「必然」となるという考え方。読んで決して損のない良書です。
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「キャリア」に辟易した人へ |
僕は「キャリア」という言葉に辟易していました。
夢といえるほど明確なものもないけれど、
でも何も考えていないわけじゃない。
会社で書かされるキャリアシートが嫌で嫌でしょうがなかった。
そこにあるのはただのポーズだろって思っていた。
でも、もう嘘はつかなくていい。
「いま」を生きて、偶然に身を任せればいいのだから。
ただ、偶然に身を任せて待っていた偶然がやってこなかったら、
運の悪い哀れな人だ。
偶然を引き寄せる努力は、紙に嘘を書き連ねるよりずっとずっと難しいのかもしれない。
『偶キャリ。』ってタイトルだけでやられてしまった。
ただ、偶然を強調しすぎるところが多少鬱陶しく感じたのと語録とか年表とかはどう考えても不要ってことは言っておきたい。
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やっと出た!納得できるキャリア本 |
世の中にあまたあるキャリアデザイン本は、勝ち組の論理に基づいて、若くいたいけなあなたに、数々のおせっかいな教訓を垂れ、できもしないマニュアルを押し付ける。「自己分析は」「人生の目的は」「次のステップは」「目標達成のためになすべきことは」・・・・。あなたは、いつも勤勉ではないし、挫折もすれば失敗もする。計画通りものごとが進まないのは小学生の頃の夏休みの宿題で何度も経験済みだ。そもそも、20代そこそこでキャリアなんか設計できるはずがない。
そんなフツーのあなたにやっと等身大の得心のいくキャリア本が出た。自分の好きなことに夢中になっているうちに、巧まずして出会いや
チャンスが訪れる。時には天職も出会ったりする。このようなキャリア形成をPlanned Happenstanceというそうだ。著者の所由紀さんは、これを天才的感性で「偶キャリ」と名付けた。凄いネーミングだ。流行語大賞になるかもしれない。偶キャリストーリーを持つ10人の主役たちの話は皆面白い。まっすぐで、要領が悪く、頑固で、愛すべき人たちの話だ。(ボクは村上和雄教授の無謀な研究生活が面白かった。)
「今を一生懸命生きたら、きっと必然的に偶然のチャンスがくるよ!」・・・・ちょっと変な表現だけど、そんなことを呼びかけて勇気付けてくれる本です。フツーのあなたにこそお奨めです。
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新しいキャリア創造の視点:偶キャリ |
今を輝く著名人10人のインタビューを題材に、彼らのキャリア創造のプロセスを「偶然からキャリアを創る」という切り口で分析したところがとっても新鮮。「キャリアを身につけることってそんなに難しいことではなく、一つ一つの偶然を大切にしていくことなんだなぁ」と素直に納得できる。人材教育としても、一般書としても、様々な読者層にお勧めします。
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なるほど!「いま」を大切にするから、偶然を必然に変えることができるわけか… |
この本を読んで、世の中に出回っている「キャリア本」のむなしさを感じました。「偶キャリ。」では、自分の目の前にある「いま」にちゃんと対座し、行動を起こすことが大切だと言っています。昨今の「キャリア本」に辟易していた私は、まさに「その通り!」だと思いました。考えてみれば、「いま」の積み重ねが結果としてキャリアとなるわけで、そもそも「キャリアゴール」を20代で決めることなんて、おかしいですよ。何よりそんなことできるわけがないし、第一、決まりきった人生なんてつまらないでしょう。実は皆も、心の底ではそう思っていたのではないでしょうか。だから私も自分の気持ちに正直になって、そういう偶然巡ってきた「いま」を楽しむ人生を、これからもずっと送っていきたいと思います。それにしても偶キャリ。な人生を送ってきた10人の方のキャリア、とても面白かったです。特に及川さんとあのダリオさん、最高!


